福永、全国リーディングへ総仕上げ

 福永は全国リーディング獲得へ向けて最後まで全力で突っ走る。目下、129勝(先週終了時点)と2位に12勝差をつけて独走中。地方交流競走を含めても、首位の座をほぼ手中にしている。「2年前は地方を入れたら岩田君の方が勝っていたし、リーディングを獲った感覚がなかった。今年も全然満足はいかないし、もっと精度を上げないと」と前を向く。

 菊花賞、天皇賞・秋の大レースを含め、勝ち星を量産できた裏には、今年結婚した翠夫人の存在がある。「大きいよね。規則正しい生活ができているし、体調もこれまで以上に良くなっている。結果にも出ている」と感謝を口にする。来年3月には第1子も誕生予定。公私ともに充実期を迎えている。

 05年の武豊以来8年ぶり、自身初のJRAG1年間全レース騎乗を達成する。有馬記念はルルーシュとコンビを組む。「ゲートが難しいところがあるけど、乗りやすい馬だから」。JRA・G1年間最多騎乗記録を更新する今年22回目の大舞台で、13年の集大成を見せる。

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