【有馬記念】ナイト馬体にボリューム感
「有馬記念・G1」(22日、中山)
腰の部分に丸みが出た、ボリューム感たっぷりの馬体が確かな良化曲線を物語る。今秋3戦目となるナカヤマナイトの気配が目立っている。20日は角馬場で体をほぐしたあとに美浦坂路を1本。全身を使ったフォームでラスト1Fは15秒9と大きめに駆け上がった。
二ノ宮師は「自分から行く気を見せて、キビキビとした動きだった。休養明けのなかでは一番の出来にある」と仕上がりに太鼓判を押す。昨年7着時と同じ8枠15番についても「(序盤に不利を受けた)前走のようにごちゃつくこともないと思うし、かえっていいのでは」とうなずいた。
中山では7戦して4勝、2着2回。G1ではパンチ不足の結果に終わっているが、コース適性に関しては今回のメンバーでも上位にランクできる。「昨年(の同時期)よりも上向いている」と、調教役の三浦助手からも自然と笑みがこぼれた。心身ともに完成の域に突入した5歳の秋、東のステイゴールド産駒がアッと言わせるか。