【有馬記念】ゴールド、ブリンカー投入

 「有馬記念・G1」(22日、中山)

 いつも通りの、堂々とした立ち姿だった。昨年の覇者ゴールドシップは21日午後4時ちょうどに決戦の地へ到着。昨年の皐月賞、有馬記念と全く同じ馬房に収まった芦毛の4冠馬は、落ち着いた様子でカイバを平らげていた。「頼んで同じ馬房にしてもらったんだ。輸送の方も順調。普段から馬運車の中ではおとなしい馬やからね」と今浪厩務員は笑顔をのぞかせた。

 今年の宝塚記念を含めたドリームレースの3連勝に向けて、仕上がりには自信がある。「前走よりもトモに肉がついて張りが出てきた。今週の追い切りも一番いい時の動き。見ていて納得したよ」と満点の評価を与えた。最終追い切りで使ったものと同じ、深いブリンカーをレースでも投入することを明かす。「競馬では気分次第の馬だから分からないところもあるが、いい方には向くと思う。あとは乗り役(ムーア)に任せるだけだね」と期待を膨らませた。

 前日単勝オッズは、オルフェーヴルに続く2番人気(4・3倍)。昨年頂点に立った場所で、再び輝きを取り戻したい。「ここの馬場は合っているからね。程良く荒れているのもいい。1回目の坂で(昨年を)思い出してくれれば」と仕上げ人はうなずく。あとは圧巻の勝ちっぷりで、現役最強を誇示するのみだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス