【有馬記念】バリアシオン奮闘2着
「有馬記念・G1」(22日、中山)
去りゆく同世代の名馬の背中を追い、必死に食らいついた。ウインバリアシオンが、ゴールドシップの追撃を1馬身半差で封じて2着。岩田は「位置を取る時に多少力んだが、そのあとはスムーズ。よく走ってくれた」と奮闘をねぎらった。今回がオルフェーヴルと7度目の直接対決。結果は8馬身差の完敗に終わり、「能力が違う。相手が悪かった」と素直に勝ち馬を褒めたたえた。
これでG1で3度目の2着。ダービー、菊花賞に続き、その全戦で前にはオルフェがいた。それでも松永昌師は頬を緩める。「よく伸びてくれた。よく立ち直ったよ」。屈腱炎を克服し再び大舞台で躍動するメドが立った。「もうオルフェもいないし、これから休んでいた分、働いてもらわないと」。来年は中長距離戦線の主役へ‐。最大目標に天皇賞・春(5月4日・京都)を見据えて突き進む。