【京都金杯】ペガスター14年幕開け飾る
「京都金杯・G3」(14年1月5日、京都)
ダービー11着以来、6カ月ぶりにターフに戻ってきたメイケイペガスターが、復帰初戦のキャピタルSで3着に好走。大人びた走りを披露し、気性面の成長をアピールした。
共同通信杯を快勝し、一躍クラシック候補に名乗りを上げたが、続く若葉Sでは2角過ぎに逸走。その後も行きたがる気持ちを抑えきれず、自滅するレースが続いた。
休養を挟み、距離を短縮して臨んだ1戦。期待と不安が交錯する中、レースを見届けた木原師はホッと胸をなで下ろした。「夏バテとかもあった中で出走にこぎつけたからね。折り合いもうまくついたし、思っていた以上に頑張ってくれた」。
久々を叩いた反動は全くない。気負うこともなく、栗東坂路を元気に駆け上がっている。「馬体増は成長分。体を維持しているし、テンションも変わりないよ」。順調な調整ぶりに、指揮官は満足げにうなずいた。
気性面を考慮し、14年はマイル路線へ。最後まで集中力を持続できる距離で勝負する。「まだ信用はできないが、普通に走ってくれたら。この馬は自分との戦い。コーナー2つの広いコースは合っているし、再度好走できれば」。トレーナーを納得させる走りで、スターが輝きを取り戻す。