【万葉S】年男トリックまだまだ元気だ
「万葉S」(6日、京都)
明け12歳。午(うま)年生まれで“年男”のトウカイトリックが3日、栗東坂路で力強い動きを披露した。重たい馬場に苦しみながらも単走で4F55秒1‐39秒8‐13秒5を記録。野中師は「そこそこ時計のかかる馬場だったしこれで十分。馬体が緩かった昨年(10着)よりも状態はいい」と納得の表情を浮かべた。
08、10年の覇者で、実績は十分。12歳を迎えた今年の課題について、指揮官は「京都の速い馬場に対応できるか。あとはハンデの軽い馬との差がどうか」と答えた。克服に期待を寄せるのが、昨年のリーディングジョッキーの手腕。「乗り手に敏感な馬。ユーイチの騎乗スタイルは合うと思うんだ」。昨年の菊花賞をエピファネイアで制した福永とのコンビで、古豪が4年ぶり3度目のVをつかむ。