オルフェ有馬8馬身差Vが受賞の決め手
「2013年度JRA賞」の受賞馬選考委員会が7日、都内で行われ、有馬記念で有終の美を飾ったオルフェーヴルが、最優秀4歳以上牡馬に選出された。
年度代表馬争いではロードカナロアに及ばなかったものの、古馬牡馬部門ではカナロアを72票上回るという、ねじれ現象となった。G1は有馬記念1勝のみで、2年ぶり2度目の年度代表馬に輝けるほどの実績はなかったが、8馬身差の圧勝劇を演じた、その有馬記念が決め手となった。
池江師は「このような、栄誉ある賞に選んでいただいて光栄に思います。去年は4戦だけで、日本で2戦しかできなかったのは悔やまれます。それでもファンの方々の間では、1年間(話題の)中心にいたのではないかと思います」と感慨深げに語った。
既にオルフェーヴルは、カナロアもけい養される社台スタリオンステーションで種牡馬入りしており、その二世は3年後の17年にデビューする予定だ。かなわなかった凱旋門賞制覇の夢は、その産駒たちに託されることになった。