さらばロードカナロア 京都で引退式
12、13年香港スプリントVなどG1・6勝を挙げたロードカナロア(牡6歳、栗東・安田)の引退式が13日、京都競馬場で行われた。13年年度代表馬、12、13年最優秀短距離馬に輝いた快速王は、昨年の香港スプリント制覇時の1番ゼッケンを着け、重賞初V(11年京阪杯)を飾った淀のターフをキャンターで駆け抜けた。
岩田は「一戦一戦、力をつけてくれた。本当に素晴らしい馬。最後の香港スプリントではカナロアの本気を見た。返し馬も元気はつらつでした」と穏やかな表情。今後は14日に栗東トレセンを出発。福島県のノーザンファーム天栄を経由し、北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬生活に入る。
初年度の種付け料は500万円。既に10、11年エリザベス女王杯を連覇したスノーフェアリーの母ウッドランドドリームや、01年オークス馬レディパステルなどとの交配が決まっている。安田師は「(種牡馬として)さらなる飛躍を期待しています。これからは厩舎として第2、第3のカナロアを送り出したい」と前を向いた。