【日経新春杯】ブーシェ好調 豊あと3
「日経新春杯・G2」(19日、京都)
昨年の有馬記念4着馬ラブイズブーシェは16日、栗東坂路で最終リハ。僚馬にやや遅れたものの気配は上々。あと3勝でJRA通算3600勝に到達する鞍上・武豊にとっても力の入る一戦だ。
好調キープだ。ラブイズブーシェの最終追い切りは、栗東坂路でファイヤーロック(3歳500万下)と併せ馬。力強い脚さばきで勾配を攻め上がると、最後は1馬身遅れたものの、僚馬にしっかりと食らいついた。タイムは4F55秒2‐39秒6‐13秒4。村山師も「もともと攻めは動く方じゃないし、時計は気にしなくていい。順調に乗れているから」と及第点を与えた。
G1初挑戦の有馬記念で4着に奮闘。「去年一年で本当に力をつけてくれた」とうなずく。今春の最大目標は天皇賞に置いており、「ハンデ56キロは見込まれたが、ここで好走してくれたら先々が楽しみ」と力が入る。鞍上はJRA通算3600勝まであと3勝と迫る武豊。名手に導かれ、重賞初Vで飛躍の一年へとつなげる。