【京成杯】ピオネロ春へ夢つなぐ
「京成杯・G3」(19日、中山)
ダイナミックなフォームで、栗東坂路を豪快に駆け上がった。3戦2勝のピオネロは16日、4F53秒1‐39秒2‐13秒2をマークした。
「もう少し上がりが速いと良かったが、状態としてはいいと思う」と松永幹師は成長ぶりに目を細める。昨年暮れのラジオNIKKEI杯2歳Sに使うプランもあったが、ここまでじっくりと待機。その成果が出て、一段と馬がたくましくなった。
09年の秋華賞を制したレッドディザイアを送り出すなど、トレーナーとしても成功している松永幹師だが、意外にもこれまで牡馬クラシックレースとは無縁。「一度も出たことがないんだよね。今年こそは。だから、今回は何としても賞金加算をしたい」。春へ夢をつなぐためにも、ここは落とせない一戦となる。