【東海S】レオーネ中京舞台で末脚発揮
「東海S・G2」(26日、中京)
主役の座へのし上がる。前走は12着に敗れたケイアイレオーネだが、中京の長い直線に舞台が変わり自慢の末脚を発揮してくれそうだ。2カ月半ぶりでもじっくり乗り込まれて気配は上々。フェブラリーS(2月23日・東京)、さらに昨年のUAEダービー(10着)に続き今年も見据えるドバイ遠征(3月29日・UAEメイダン)へ、ここで弾みをつけたいところだ。
巻き返しへ、準備は着々と整いつつある。2カ月半ぶりの実戦に臨むケイアイレオーネが中京の舞台で本領を発揮してくれそうだ。
前走のみやこSはこれといった見せ場もなく後方のまま12着に敗れたが、陣営は悲観していない。2走前のシリウスSでは末脚を生かすスタイルに徹してJRA重賞を初V。力は十分に通用するはずだ。「前走は前が止まらなかったからね。京都のような軽い馬場では後ろから行く馬にとっては厳しくなった」と西浦師は振り返る。直線が長く坂もある中京へのコース変わりは間違いなくプラスに働くだろう。
昨年12月15日のベテルギウスSを挫石のため回避することになったが、中間はじっくり厩舎で調整。立て直しに専念した。「前走(自己最高の574キロ)も太い感じはしなかったが、しっかりと乗り込んでいくらか体は締まったと思う」とトレーナーは仕上がりの良さを伝えた。
今年から1着馬にはフェブラリーSへの優先出走権が付与される一戦。僚馬でG1・4勝のホッコータルマエとともに予定しているドバイ遠征(ゴドルフィンマイル・G2とドバイワールドC・G1へ予備登録)も見据えて、G1出走を弾みに海を渡りたいところだ。「走ってみないと分からない部分はあるが、うまく結果を出してくれれば」。自慢の末脚で主役の座を奪ってみせる。