【京都牝馬S】ウリウリ内突き重賞初V

 「京都牝馬S・G3」(25日、京都)

 伸び盛りの4歳牝馬が格上挑戦で初タイトルを奪取した。ウリウリが父譲りの強烈な末脚を発揮。ディープインパクト産駒は、サンデーサイレンス産駒の記録を1カ月と13日上回る、産駒デビューから3年7カ月6日目でのJRA重賞50勝目となった。しかも、昨年末の阪神C(リアルインパクト)から競馬開催5節連続での重賞Vと、勢いは止まらない。

 ジョッキーの判断が光った。外枠から内へとリード。直線も内にこだわり、最後は前2頭の間を強引に割って突き抜けた。「今の京都は内を通った馬が強い。うまくいった」。昨年のハナズゴールに続く連覇に浜中は笑みを浮かべた。

 「パーフェクト。“浜中が勝った”という感じ」。鞍上のファインプレーに藤原英師も感心する。とはいえ馬の成長ぶりも目を見張るものがある。馬体を減らし続けた昨春とはまるで別馬。完全に充実期を迎えた。

 G1戦線に名乗りを上げる大きな1勝だ。「大目標はヴィクトリアマイル(5月18日・東京)だから賞金が欲しかった。今後(のローテ)は馬を見て決める」とトレーナー。主戦も「末脚はいいものを持っている。春に大きな目標があるので無事に行ければ」と手応えを口にした。ディープ産駒の新星が牝馬戦線を盛り上げる。

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