【根岸S】ロイヤル「東京は大好物」
「根岸S・G3」(2月2日、東京)
久々でも仕上がりは万全だ。昨年11月の武蔵野S2着以来となるアドマイヤロイヤルは29日、栗東坂路で最終リハ。単走、馬なりで軽快なフットワークを見せ、徐々にスピードに乗った。ラストは鞍上が腰に差したステッキを抜き、右から1発。しっかりと四肢を伸ばして反応すると、最後まで踏ん張って4F52秒6‐38秒7‐13秒3をマークした。
「しまいは追いました。順調にここまで仕上がっています」と及第点を与えた橋田師。「休み明けでも走っているし、だいぶ前向きになっている。集中して走るようになっているね」と仕上げに不安がないことを強調した。
前走は2着と惜敗したものの、昨年の春からコンビを組む四位は悲観していない。「勝った馬(ベルシャザール)はそのあと大きなところ(JCダート)を獲ったし、あのレースに関しては仕方がない」と納得の表情。府中のダート戦では〈4・4・3・1〉と安定感は抜群。「東京は“大好物”だからね」と力を込める。
指揮官も「今年はフェブラリーSにも(賞金的に)出られそうだから」と、さらに先を見据える。得意の舞台で自身2度目の重賞Vを決め、大舞台へと弾みをつけてみせる。