【きさらぎ賞】エルヴィン2強に待った
「きさらぎ賞・G3」(9日、京都)
トーセンスターダムVSバンドワゴンの2強ムードに待ったをかける。エイシンエルヴィンが好ムードだ。「放牧を挟んだが、ここまで順調にきている。あとひと追いで、ちょうど仕上がる感じ」と迫田厩務員は笑顔をのぞかせた。
着実に階段を上がっている。前走の新潟戦は左回りに戸惑うこともなく、好位追走から反応良く抜け出して初勝利。「最後は遊びながら走っていたね。新馬戦はゲートの中で馬っ気を出していたぐらいだったが、徐々に競馬を分かってきた。体つきも良くなっているし、使うたびに前向きさが出てきたと思う」と成長ぶりに目を細めた。
父シャマーダルはフランス2冠を含む欧州でG1・4勝をマーク。母ライナはドイツオークス2着馬。重厚な血統背景が魅力だ。「エンジンのかかりが遅めだし、ジョッキー(前走騎乗の福永)もマイルは忙しいと言っていたから、外回りの千八はいいと思う。さらに上を目指すためには、強い相手を負かしにいかないと」と仕上げ人は意欲満々。パワータイプだけに、週末に天気が崩れるようなら一発の可能性が高まりそうだ。