【東京新聞杯】エキストラ高速上がり
「東京新聞杯・G3」(9日、東京)
白銀に照らされ、豪快なフォームがひときわ光を放った。エキストラエンドは5日、厳寒の栗東CWで追われ、僚馬2頭の真ん中から鮮やかに先着。自慢の瞬発力をアピールした。
「最後の1Fだけしっかりやってほしいとの指示。スピードの乗りがいいね。グッドコンディション」とC・デムーロは笑みを浮かべる。ラキシス(4歳オープン)、レッドサクセサー(4歳1000万下)を突き放し、5F66秒9‐37秒3‐11秒6と高速の上がりをマークしてみせた。
イタリアの若き名手がこの馬に騎乗するのは、昨年5月の東京戦を勝って以来。「成長を実感した」とうなずく。「歩き方がしっかりしたし、体もたくましくなっている」。5歳になって本格化ムード。前走(京都金杯1着)の馬体重10キロ増は、そのまま成長分と受け取っていいだろう。
「前走は自分で勝った時と同じような感じだった。東京のマイルは問題がないと思うし楽しみ」。先週から短期免許で日本での騎乗をスタートさせた鞍上は、いきなり4勝の固め打ち。勢いに乗る人馬が重賞V2を狙う。