【きさらぎ賞】ピークトラムいい感じ
「きさらぎ賞・G3」(9日、京都)
軽快な脚さばきが好気配を伝える。ピークトラムは6日、栗東坂路でクリビツテンギョ(5歳500万下)と併せ馬。序盤は僚馬の後ろで脚をためて、ラスト1F手前でゴーサインを出されると瞬時に反応した。4F53秒5‐39秒2‐12秒5で0秒4先着のフィニッシュに、橋口師は「いい感じの走り。手応えも余裕残しだった。思っていた通りの調教内容」と合格点を与える。
前走(白梅賞10着)はデビュー以来初めて掲示板を外したが、展開に泣いた面もある。「ウチの馬はスローのヨーイドンが不得手だから」と悲観の色はない。重賞で2度の3着が示す通り潜在能力の高さは明らか。「まだ底は見せていない。賞金を加算したいから使うんだし、キャリアの豊富さを生かせれば」と、先週7勝と絶好調の岩田を鞍上に迎えて一発を狙う構えだ。