上村騎手が今月で引退へ、調教師目指す

 上村洋行騎手(40)=栗東・フリー=が今月いっぱいで引退することが6日、発表された。デビューした92年に40勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を獲得。94年のダービーで3冠馬ナリタブライアンに次ぐ2番人気に推されたナムラコクオーの主戦を務めるなど、順調に勝ち星を重ねていたが、90年代後半から目の病気(飛蚊症)を患い成績が落ちた。

 04年の途中から騎乗を自粛し、3度の手術を受けて05年に復帰。08年にスプリンターズS(スリープレスナイト)で悲願のG1制覇を達成した。5、6日と美浦トレセンで関係者にあいさつ回りをした上村は「今後は調教師試験の勉強に時間を割きたい。やはりスリープレスナイトが一番の思い出」と語った。

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