【クイーンC】ビアンカうっぷん晴らす

 「デイリー杯クイーンC・G3」(15日、東京)

 自慢の決め手で一発をもくろむ。アルテミスSでは上がり3F最速タイの33秒9を繰り出し、5着に入ったセレナビアンカ。「大半が1勝馬のG3ですから」と11日、宗像師が色気を見せるように、ここでも通用する能力を秘めている。

 3カ月ぶりとなった自己条件の前走は、スムーズさを欠いて9着に敗れた。「スタート後に両サイドにぶつけられた。牝馬には厳しいレースだった」と唇をかむ。幸い後遺症はなく、中1週での重賞挑戦を決意。「今のところ元気だから大丈夫」。間隔を詰めて参戦してくるのだから、よほど悔しかったのだろう。

 「後ろでうまく折り合えれば違うはず。父がジャングルポケット(01年ダービーV)。東京はいいはずなんだ」と指揮官。豪快な追い込みで前走のうっぷんを晴らす構えだ。

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