【フェブラリーS】タルマエ動き合格点
「フェブラリーS・G1」(23日、東京)
日差しが照り始めた12日午前8時過ぎに、ホッコータルマエは栗東坂路に登場。僚馬のスプリングシーズン(6歳1000万下)と併せて、しまい重点に4F54秒9‐40秒2‐12秒5をマークした。
ラスト1Fで鞍上が軽く合図を送ると、首をグッと下げて瞬時に反応し半馬身先着した。見守った西浦師は「動き?まあまあかな。順調にはきているし、けさも予定通りやね」と内容に合格点。来週のひと追いで出走態勢は整いそうだ。
交流G1・5勝の実績馬も、中央ではG1のタイトルがない。1番人気に支持された昨年のJCダートは3着に敗れただけに、指揮官は「胸を借りる立場。まずは(昨年の最優秀ダートホースに)選ばれた馬(ベルシャザール)を負かさないとね」とリベンジに燃えている。
視線の先にはドバイ遠征を描いている。「いつも口取り写真を撮るころには既に息が入っているんだ。向こうへ持って行って、目いっぱい走らせてみたいね」。タイトルを手土産に、堂々と世界へとはばたく。