【京都記念】ラー武豊も驚きの速さ
「京都記念・G2」(16日、京都)
12日の栗東CWコースでトップスピードに乗ったトーセンラーはラスト1Fを残して既に単騎だった。5馬身以上後方には4角まで先行させていたセイルラージ(7歳オープン)。決して楽ではない相手を子ども扱いだ。ゴール地点では2秒2の大差先着を決めた。
6F79秒7‐37秒9‐12秒0をマーク。「そんなに速いんか?下が硬いんやな」と藤原英師をも驚かせ、始動戦に向けた仕上がりの良さを証明した。またがった武豊も目を丸くする。「攻め馬も動くようになったね。別馬みたい。オルフェーヴル世代でしょ。もう6歳。でもまだ成長を感じる。珍しいタイプだね」と感心した。
「状態?ええよ。順調にきてる」とトレーナーが自信を見せれば、名手も「状態に関しては全く不安に思うことがない。強いのもいるけれど、楽しみですよ」と前向きだ。「ジェンティル1強」の下馬評を覆してみせる。