【クイーンC】マジック末脚爆発だ

 「デイリー杯クイーンC・G3」(15日、東京)

 反撃の春へ向けて、マジックタイムが出走態勢を整えた。すっかり馬の姿がまばらになった12日午前11時50分。ハロー(馬場整地)でならされたばかりの美浦Wに登場すると、僚馬リサプシュケ(3歳500万下)を前に見ながら発進。直線では外へ持ちだして馬体を並べる。鞍上の手綱はピクリとも動かず、そのままの体勢で楽々とゴールを駆け抜けた。

 時計は4F55秒3‐40秒4‐14秒4と目立たないが、先週併せ馬で一杯に追われており問題はない。2週連続で感触を確かめた後藤は「先週、クロス鼻革を着けて追ったらかなり行きたがっていたので、今回は外してもらった。それが正解。ストレスを感じることなく、メリハリの利いたいい動きだった」と満足そうにうなずいた。

 前走の阪神JFは6着に敗れたが、出遅れて外を回りながらも0秒4差。中川師は「手前の関係で右回りより左回りの方がいいからね」と悲観はしていない。2、3走前には左回りの新潟で、ともにメンバー最速の上がり3Fを駆使して2連勝を飾っている。「大きなところへ向かわなければならない馬だからね。まずは先につながる競馬をしたい」。鞍上は期待十分の表情で、末脚爆発のシーンを思い描いた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス