【クイーンC】フェアリー出た好タイム
「デイリー杯クイーンC・G3」(15日、東京)
力強い動きで好タイムをたたき出した。ヤマノフェアリーは12日、栗東坂路で4F52秒2‐38秒3‐13秒0。軽く仕掛けられるとハミを取って反応し、出来の良さを伝えた。「やるつもりはなかったのにこの時計だからね。乗り手が感じる以上に時計が出る」と久保助手は納得の表情を見せた。
2戦目の未勝利戦で初勝利を挙げたが、その内容が秀逸。楽にハナを奪って直線も追いだしを我慢すると、最後は楽々と突き放し、能力の違いを見せつけた。仕上げ人は「後ろがついて来られないくらいだったから」と、満足そうに振り返る。
課題は長距離輸送の一点に尽きる。「先週よりもふっくらしたけど、体はギリギリ。体の維持がポイント」。長距離輸送さえ克服できれば出世の道が開けそうだ。