【東京新聞杯】クラレント不安払しょく

 「東京新聞杯・G3」(17日、東京)

 積雪の影響で中止となった先週末の東京競馬。仕切り直しの東京新聞杯に挑むクラレントが13日朝、栗東坂路で不安を払拭(ふっしょく)した。楽な手応えのままパワフルな脚さばきで駆け上がり、刻んだタイムは4F53秒9‐13秒0。開催中止の決定を受け、滞在先の府中から栗東へと戻ったのは9日の夕方。今回は再度の輸送を強いられることになったが、体調に変化は見られない。

 「引っ張りきりでしたからね。輸送して少しテンションが下がったのかな、とも思いましたが問題はないようです。基礎体力ができてきて、走りがゆったりしてきたのはいい傾向ですし、動きは抜群でした」。ダメージは皆無。連続しての長距離輸送に耐えうる体力は身に付けている、と山手助手は話す。

 馬体はボリューム感を保っており、重賞3勝と東京は得意。試練を乗り越えて連覇を果たせば、安田記念(6月8日・東京)というビッグタイトルが視界に入ってくる。

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