【共同通信杯】ボニータ得意府中で躍動

 「共同通信杯・G3」(16日、東京)

 過去3戦3勝と“ホーム”にしている東京で、イスラボニータが今年の初陣に臨む。前走の東スポ杯2歳SでレコードVを決めてから3カ月。栗田博師は「どんな競馬をしてくれるか楽しみ」と素質馬の走りに期待する。

 13日の追い切りは、美浦Wの3頭併せで余裕たっぷりの手応えを披露。直線では外リルバイリル(6歳1000万下)、内シャイニープリンス(4歳オープン)の間に潜り込み、馬なりのまま外に1馬身先着、内とは併入する抜群の動きを見せた。時計も5F66秒7‐37秒5‐12秒4と優秀だ。

 「反応は良かった」と動きを見守った師からは笑みがこぼれる。「調整は前走後からここまで計算通り。3歳初戦としては及第点を与えられる」と仕上がりの良さを強調した。

 ダービーと同じ東京コースが舞台とあって例年メンバーレベルが高く、多くのG1馬を輩出している一戦。一昨年の覇者ゴールドシップは皐月賞と菊花賞の2冠Vを達成した。今年は東の切り札が躍動する。

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