【小倉大賞典】アロマティコ反撃デモ
「小倉大賞典・G3」(23日、小倉)
昨年暮れの愛知杯では14着に沈んだアロマティコが19日、栗東坂路で鋭く反応した。
ハロー(馬場整備)前の荒れた馬場だったが、鞍上が軽くアクションを起こしただけで4F53秒8‐39秒3‐12秒4のタイムをマーク。「先週よりも良くなっているので、これなら、という感じですね。小倉は合うので楽しみです」と、手綱を取った北村友は声を弾ませた。
愛知杯惨敗の一番の要因は急坂だが、道悪のエリザベス女王杯で3着まで追い込んだ激走の反動もあった。そのため、年末年始は牧場でリフレッシュ。先月下旬からピッチを上げ、ひと追いごとに動きは良くなってきた。「右肩上がりの状態で出せるのがいい。重賞を一つ勝たせたいし、ボクもまだ、小倉で重賞を勝ってないんで、ここで何とか」とは佐々木師。小倉で2戦2勝のコース巧者が、G1で3着2回の地力を見せつける。