【フェブラリーS】2着タルマエ脱帽
「フェブラリーS・G1」(23日、東京)
前を行くコパノリッキーに1馬身差まで詰め寄ってからが、何とももどかしかった。中央G1初Vを目指したホッコータルマエは半馬身差の2着。「どうしても届かなかった」と、幸は唇をかんだ。
5番手追走から直線ですぐに先行集団に並び掛け、リッキーに襲いかかる。だが、そこからワンパンチを欠く結果に。「外枠でも上手に自分のペースで走れた。勝ち馬を褒めるしかない」と鞍上は完敗を認めた。また西浦師は「あの馬が粘るとは考えもしなかった。相手が強かった」と悔しさをにじませつつも、勝者に脱帽した。
それでもトレーナーは「年度代表馬(最優秀ダートホース=ベルシャザール)には勝ったから」とも。昨年のJCダートで後じんを拝した1番人気馬には1馬身3/4差で“完勝”したことを受けてのコメントに、交流G1・5勝馬を手掛ける者のプライドがにじんだ。次戦は予定通りドバイワールドCへ向かう。