【フェブラリーS】コパ氏が風水パワー
「フェブラリーS・G1」(23日、東京)
今年最初のG1はまさかの大波乱となった。真っ先にゴールを貫いたのは最低人気のコパノリッキー。鞍上の田辺は通算25回目の挑戦でG1初勝利を決めた。
コパノリッキーの馬主はDr.コパこと小林祥晃(さちあき)さん。1級建築士であり、日本の風水研究の第一人者として知られる。この日は験を担ぎネクタイ、アンダーウエア、靴下全て7枠の帽色であるオレンジ色に統一。風水効果をいかんなく発揮してみせた!?
JRAのG1制覇は馬主歴12年目で初めて。抽選をクリアして出走にこぎ着け、外枠を引いた時点で「砂をかぶらなければ少しはやれると思った」と言う。ゴール前で夢が現実に近づき、無我夢中で机を連打。おかげで手のひらは真っ赤っかだ。
28日に笠松競馬場で、愛馬ラブミーチャンの引退式(馬は故障療養中で参加せず)が行われる。「ラブミーチャンの引退で寂しくなると思ったが、新たな夢が広がった。人間、夢を持たないと駄目だね」と満足感に浸った。