【阪急杯】シャーク完璧!小牧ゾッコン
「阪急杯・G3」(3月2日、阪神)
百戦錬磨のベテランも舌を巻いた。ダノンシャークの最終リハは26日、新コンビの小牧を背に栗東坂路でミッキーナイト(3歳未勝利)との併せ馬。序盤から力強い脚さばきで勾配を攻めると、一完歩ごとにスピードに乗る。最後は鞍上の合図に瞬時に反応。矢のような伸びを見せ、4F52秒9‐38秒6‐12秒1で2馬身先着した。
2週連続で手綱を取った鞍上も「完璧やったね。久々にすごい追い切りをした。自分が思っている以上に反応が良くて、レースじゃないけど、ホレボレした」とゾッコンの様子だ。大久保龍師も「先週は気持ち鈍い感じもしたが、今週はシュッと動けていた。予定通り」とうなずいた。
当初は東京新聞杯で始動予定だったが、大雪の影響でレースが延期になった。度重なる長距離輸送の負担を減らすため、目標を変更した。指揮官は「結果的に乗り込めた。以前に千四を使ったときも悪くなかったし、56キロで走れるから」と前を向く。小牧も「ボクがロスなく乗れば結果はついてくる」と言い切る。マイルG1で2度の3着を誇る実力馬。V発進で、さらなる飛躍につなげる。