【チューリップ賞】ヌーヴォ余裕の併入
「チューリップ賞・G3」(8日、阪神)
関東のパワフル娘が、水分をたっぷり含んだチップを豪快に蹴り上げた。昨年暮れの中京で荒れ馬場をものともせず2勝目を挙げたヌーヴォレコルトが5日、美浦Wの併せ馬で順調ぶりをアピールした。手綱を取った柴田未(レースは岩田)は「サッと流した程度だけど、反応はいいし、走りも良かった。本当にいい仕上がりですよ」と笑顔で話した。
ウインインスパイア(3歳未勝利)の2馬身後方でしっかり折り合い、4角でインへ。余裕たっぷりに並んだままフィニッシュ。5F67秒3‐38秒7‐12秒4と上々の時計をマークした。
斎藤師が不在のため、留守を任された鈴木助手も愛馬の動きに目を細める。「動きはどんどん良くなっている。(桜花賞は)このままでは賞金的に足りないので、トライアルに向けてしっかり仕上げたつもりです」。初めての阪神輸送についても「中京で勝っているように輸送は慣れているし、環境にもすぐに慣れる馬です」。桜の舞台へと続く重賞制覇へ向け、態勢は万全だ。