【フィリーズR】サラスター重賞初Vだ

 「フィリーズレビュー・G2」(16日、阪神)

 1日付で開業した飯田祐史調教師(39)=栗東=に、早くも重賞初挑戦&即Vのチャンスが訪れた。桜花賞トライアルに送り込むホッコーサラスターは、瞬発力を武器に今回と同じ芝7F戦で2勝をマークしている期待の一頭。厩舎の看板馬で、昨年のこのレースを制したG1・3勝馬メイショウマンボ(2月まで父・明弘元調教師が管理)に続きたいところだ。

 7F戦を集中して使われ5戦2勝、2着2回に3着1回。持ち前の切れ味に磨きをかけてきたホッコーサラスターが重賞初Vを目指す。「厩舎にとっての重賞初挑戦。こういう舞台に出られるのはありがたい」。1日付で新規開業した飯田祐師は意欲をにじませた。

 昨年の覇者は、父・明弘元調教師が手掛けて、自身が引き継ぐことになったメイショウマンボ。のちにG1・3勝を挙げている厩舎のエースに続きたいところだ。「マンボはのんびりしているが、こちらは常にイレ込みの不安がつきまとう。返し馬でも気合が入り過ぎることがある」と、まだまだ粗削りな部分はある。それでも、デビューから手綱を握る主戦への信頼は揺るぎない。「池添ジョッキーは(気性の激しかった)オルフェーヴルに乗っていた人だから。今さら何も言うことはない。今回もこの馬の良さを生かしてくれるはず」とうなずいた。

 桜の舞台への前哨戦。とはいえ“試走”に臨むというスタンスではない。「気性的にマイルよりは1200~1400メートル向き。もちろん権利が獲れれば本番に行くけど、適性的には今回が勝負だと思っている」と、新米トレーナーは腕まくり。「ここを使っても恥ずかしくない実力を持っている。楽しみです」。期待通りに重賞タイトルを勝ち獲り、今後の飛躍へとつなげる構えだ。

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