【フィリーズR】アキコ好仕上がり

 「フィリーズレビュー・G2」(16日、阪神)

 桜の大舞台へ向けての最終トライアル。12日に栗東坂路で追い切ったホウライアキコが、3カ月ぶりながら好仕上がりをアピールした。

 気性面も成長しており、課題のイレ込み癖克服を誓う。同じく坂路追いのヤマノフェアリーは馬体減りもなく、好調キープを誇示した。

 軽快なフットワークで好仕上がりをアピールした。ホウライアキコは栗東坂路で単走追い。前半は15秒2‐14秒3のラップでゆっくり入り、手綱を緩めたラスト1Fはハミを取ってグンと加速。上がり重点で4F54秒5‐39秒3‐12秒3をマークした。「残り100メートルで(手綱を)放す程度。やれば動くからこれで十分。ここを目標に順調です」。またがった南井助手は満足げに好感触を伝えた。

 2番人気に推されるも7着に崩れた昨年の阪神JF以来となる3カ月ぶりの実戦。成長力も問われる春初戦だ。「阪神JFの時は腹が巻き上がっていた。放牧に出して、体が増えて理想の体つきになった。以前は食べていても実にならなかったから」と仕上げ人が変化を強調する。

 デビューから3連勝を飾り、そのうち2勝がレコードV。7着に敗れたG1はイレ込みがひどかったことが敗因だという。「それまでは返し馬で落ち着いたけど、前走はゲート裏でもうるさかった。今回はパドックでパシュファイヤーを着けようと思う。相手関係よりも自分との戦い。まだ終わってないところを見せたい」と巻き返しに意欲を示した。

 主戦の和田は距離短縮を歓迎する。「スピードが勝っているので千四は競馬がしやすい。条件が好転するので、あとはイレ込みだけ。G1は期待を裏切ったので。桜花賞に向けて力を出せれば」。大目標をにらみ、結果と内容を求める。復権へ‐。快速馬は止まらない。

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