【高松宮記念】安田師オーヴァルでV3
「高松宮記念・G1」(30日、中京)
目下スプリントG1・5連勝中の安田師が、満を持して電撃の舞台に送り出すのはレッドオーヴァル。12年カレンチャン、13年ロードカナロアに続くVなら、史上初の“全て異なる馬での同一G1・3連覇”となる。28日には「(3連覇は)僕の夢ですから。夢に向かって一直線です」と師は意気込みを示した。
初の6F戦も問題なし。昨秋のローズS13着という結果を受けて、短距離路線へ矛先を向けた。
これまで培ったノウハウを注ぎ込み、着実に筋肉量はアップ。今では、ロードカナロアの現役時代と同等の調教メニューをこなせるようになったという。「千二を意識して調整してきたが、馬もこちらの期待に応えて頑張ってくれていますね」と目を細めた。
指揮官自ら抽選で引き当てたのは【2】枠(4)番。希望していた(11)番(昨年ロードカナロア優勝時の枠)とはならなかったが「極端な枠ではなくて良かった。与えられたところから運んでもらいます」と前向きに語った。偉大な先輩がつないだバトンを握り締め、頂点奪取といく。