【毎日杯】フロスト高木師重賞初V

 「毎日杯・G3」(29日、阪神)

 重賞戦線でもまれてきたマイネルフロストが、2度目の西下で待望の重賞初制覇。中団待機から、直線ではインをこじ開け、先に抜け出したエイシンブルズアイをゴール寸前で鼻差とらえた。

 会心の勝利に、柴田大は「道中は折り合いだけを考えて乗りましたが、うまくいきました。最後は力が入りましたね。届いて良かったです」と興奮気味。テン乗りながらもきっちりと仕事を果たし、額の汗をぬぐった。

 07年開業の高木師はうれしい重賞初制覇。写真判定が思いのほか早く終わり「本当か?と思いました」と照れ笑いを浮かべた。

 馬場状態の悪い中山のスプリングSをパスし、毎日杯を選択した采配は見事。「天気が持ってくれて良かった。下が悪いと脚を取られますから」と勝利の味をかみしめた。

 馬場状態を考慮し、中山で行われる皐月賞(4月20日・中山)はパス。今後はダービー(6月1日・東京)を最大目標に置いて調整される。鞍上が「きょうの感じなら2400メートルでも大丈夫」と言えば、指揮官も「東京は一番合うと思います」ときっぱり。東の新星が、頂点獲りに堂々と名乗りを上げた。

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