【桜花賞】ハープスター桜冠奪取へ順調
「桜花賞・G1」(13日、阪神)
戴冠に向けて順調ぶりをアピールした。ハープスターは2日、栗東CWで3頭併せ。1秒6追走した真ん中のレーヴデトワール(3歳オープン)には半馬身遅れたが、1馬身半先行した外のラウンドワールド(4歳オープン)には1馬身半の先着を決めた。
最内を回って6F81秒0‐36秒6‐12秒0。時計を確認した松田博師は「これだけ動けば上等。チューリップ賞の1週前とは毛ヅヤ、体の張り、動きとも全然違う」と満足げにうなずいた。
ここまで4戦3勝。阪神JFこそ取りこぼしたが、牝馬だけでなく世代トップクラスの実力を誇示してきた。前走のトライアルも圧巻の勝ちっぷり。「今までで一番いい内容。自分から走る気を起こしてくれた。1つ進むことができたと思う」。進化した姿に川田も納得の表情を見せる。
決戦の日まで1週間と少し。「結果を出さないといけないという強い気持ちもあるけど、これだけの馬に乗せてもらえる喜びが大きい。楽しみでしかない」。リーディングを突き進む主戦は頂に立つ日を心待ちにする。