【桜花賞】ミチシルベ 手塚師狙う!

 「桜花賞・G1」(13日、阪神)

 牝馬クラシック第1弾の出走馬18頭と枠順が10日、確定した。

 60年ぶりの連覇へ向け“桜花賞配合”の素質馬を仁川に送り込む。昨年、アユサンで制した手塚貴久師(49)=美浦=が、今年はニシノミチシルベで一発を狙う。

 自然体で60年ぶりの快挙をもくろむ。「去年のアユサンは勝てるかなと思っていたけどね。今年はオリンピック精神だよ」と手塚師は笑う。53年カンセイ、54年ヤマイチの尾形藤吉元調教師以来、成し遂げられていない桜花賞連覇。アネモネS2着で権利を獲得したニシノミチシルベとともに大仕事に挑む。

 トレーナーにとって桜花賞とは単なるG1ではない。「一番初めに始まるクラシック。目立つから好きなんだ。それに今まで多くの馬を出走させてきたのもこのレースだから」。G1では最多となる6回目の参戦。今なお特別の思いを持つ一戦に、無事エントリーできたことは何よりだろう。

 まだ1勝馬で重賞連対はない。実績では明らかに劣るが、ニシノミチシルベは桜を意識させる強力なバックボーンを持つ。祖母ニシノフラワーは92年桜花賞をV、父タイキシャトルは国内外でマイルG1を計4勝の名馬。血統的な魅力は存分に詰まっている。

 3月23日に栗東入り。「輸送での馬体減りを考慮して」と指揮官は説明する。本番に向けて着々と態勢を整えている。枠順は1枠2番に決定。矢嶋助手は「いい枠ですね。ここならロスなく立ち回れる」と歓迎ムード。偉業達成へ果敢に挑む。

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