【桜花賞】レーヴデトワール一発あるぞ
「桜花賞・G1」(13日、阪神)
2頭出しは人気薄を狙え‐。格言通りの結果となるか。4分の2の抽選をくぐり抜けたレーヴデトワールが好気配だ。「(抽選に)入って良かったな。枠(3枠6番)も、前に壁ができるからいいだろう」と松田博師は満面の笑みをのぞかせた。
11日は栗東CWで調整。リラックスした様子で軽く流した。前走後は喉の病気の一種であるDDSP(軟口蓋背方変位)が確認されたが、幸いにも症状は軽度。中間は過不足なく乗り込まれている。「(DDSPの対策として)休み明けに舌をくくったが、ハミ掛かりが良過ぎた。この中間は舌をくくらず、引っ張らずに乗っている。その効果がどうかやな」と師は対策を施して大一番に挑むことを明かした。
姉の無念も晴らしたい。11年に2歳女王として無敗のまま桜花賞制覇を目指していた異父姉レーヴディソールは、本番の1週前に骨折。クラシックの舞台には立てなかった。姉の主戦も務めていた福永は「馬は良くなっているみたいだし、千六なら掛かることもない。一発あるで」と意欲満々。同厩のライバル・ハープスターを撃破し、悲運の姉が届かなかった桜冠をもぎ取ってみせる。