【皐月賞】紅一点シャッセ偉業達成よ
「皐月賞・G1」(20日、中山)
紅一点、フラワーCの覇者バウンスシャッセは17日、美浦Wで僚馬ホーカーテンペスト(5歳1600万下)を0秒4追走。直線は余裕の手応えで併入した。5F67秒4‐38秒7‐13秒0。時計は目立つものではなかったが、藤沢和師は「1週前にもいい動きを見せていたし、これぐらいで十分」と笑顔を見せた。
牝馬の皐月賞挑戦は91年のダンスダンスダンス(5着)以来、23年ぶり23頭目となる。47年にトキツカゼ、48年にヒデヒカリが優勝しており、Vなら66年ぶりの快挙だ。「オーナーサイドと話し合って、1600メートルのスピードが優先される桜花賞よりも、適性を考えて皐月賞を選んだ」と説明する。
枠番は7枠14番。津曲助手は「ちょっと外めになったが、スタートのいい馬だからそれほど心配はない。ロスなく運べれば楽しみ」と、ひそかに大仕事への期待を膨らませた。