池江泰郎元調教師がステイ産駒落札
JRAの2歳トレーニングセール「ブリーズアップセール」が29日、中山競馬場で行われ、上場71頭全てが売れる盛況ぶりだった。最高価格はメジロレーマーの12(牡、父ハーツクライ)で同セール史上最高となる4968万円。取引総額は7億6370万円で昨年比13・3%増だった。※価格は税込み。
司会者が「落札者は池江泰郎様」と宣言すると、参加者からどよめきが起きた。国内外G1級21勝の名伯楽、池江元調教師が満面の笑みで立ち上がった。
母モントレゾールの12(父ステイゴールド)という芦毛の牡馬を3240万円で落札。「やはり愛着のあるステイゴールド産駒ということでね。タイム(12秒0‐11秒6)も良く、前日の展示会で目を付けていました。ただ、予算は2500万円だったんですが」。自ら手掛けたステイゴールド産駒だけに思い入れはひとしお。愛弟子・高橋康師に託す予定だ。
池江元調教師は「昨年の夏に馬主資格を取得しました。ここに参加できて本当に良かった」と声を弾ませた。