【しらさぎ賞】クラウディア重賞2勝目
「しらさぎ賞・S3」(4月30日、浦和)
2番人気のレッドクラウディアが逃げるステーブルメイトの3番人気ショコラヴェリーヌをゴール前で捕らえ混戦に断を下した。中団から伸びた4番人気のケンブリッジナイスが3着。優勝馬にはスパーキングレディカップ(7月2日・川崎)への優先出走権が与えられた。
混戦レースを制したのはレッドクラウディア。別定戦で1頭だけ58キロを背負っていたが、居並ぶ52キロの新興勢力を相手に実力の違いを見せつけた。
「千四では忙しく、手応えもそれほどではなかったが、直線は祈るような気持ちで追った」と森泰斗騎手の執念が導いた重賞制覇。鞍上は「しっかり立て直してくれた厩舎スタッフはさすがです」と関係者を賞賛した。
その代表者である荒山勝師は「2カ月の放牧から帰って、40キロぐらい増えていたが、トモの感じが素晴らしくなったから、腹回りだけをそぐような感じで仕上げてきた」と経緯を説明。「5歳にしてこれだけ成長するのも珍しい」と同師が驚く成長力があれば、今後もさらなる前進は間違いないだろう。