【兵庫CS】エキマエ差し返し重賞初V
「兵庫チャンピオンシップ・交流G2」(6日、園田)
先行した2番人気のエキマエが、ゴール手前で先頭に立った3番人気のランウェイワルツをゴール寸前首差とらえ、3連勝で初の重賞制覇を果たした。鞍上の戸崎圭太も、園田で初の交流重賞制覇。JRA馬が13連覇を達成し、3年連続で5着まで独占した。
ゴール寸前で、内から差し返す勝負根性を見せ、エキマエが力を誇示して重賞を制覇した。鞍上の戸崎は「(2番手の外)砂をかぶらないよう気をつけた。返し馬でもいい状態。力強さ、スタートセンスもいい。奥が深い」と、パートナーを大絶賛。
予想どおりエスメラルディーナが主導権。好スタートからスッと外め絶好の位置をキープしたエキマエ。JRA勢4頭が先団を形成。3角手前から、後方のフジインザスカイがまくり気味に上昇。ひと呼吸置いてランウェイワルツも追撃態勢に入る。直線、内からエスメラルディーナ、エキマエ、ワルツが横一線の攻防。ゴール前でエキマエが、グッと伸びて、ゴール板を駆け抜けた。「競馬が上手で、距離が延びても大丈夫。しぶとさを感じた。これからが楽しみ」と、初コンビを組んだ相棒の能力の高さに太鼓判を押した。
中川公師は「4走前からブリンカーを装着して集中力が出てきた。(昨年覇者のコパノリッキーが今年G1制覇で)ゲンのいいレースを勝ててうれしい。まだはっきりしないが、ジャパンダートダービー(7月9日・大井)ということになるでしょう」と話した。