【オークス】良血馬サングレアル鋭伸

 「オークス・G1」(25日、東京)

 陣営の思惑とは異なる最終追い切りが、結果的には良血馬の鋭い伸びを際立たせた。栗東CWで21日、僚馬2頭を目標に発進したサングレアル。想定以上に“ペースメーカー”と離れた影響もあり、直線では自然と加速力が増していく。6F86秒4‐39秒8‐11秒8とラスト1Fは出色の数字が刻まれた。

 「先週やっているから、きょうは(1F)15秒で行って、最後は少しやるくらい。そう言ったんやけどな」。予定していたソフトな調教ができずに松田博師はご機嫌斜めだが、動き自体は二重丸。活気あふれる走りは出来の良さをストレートに伝えてくる。

 異父姉はG1・6勝馬ブエナビスタ。デビューは昨年11月と遅めだったが、さすがは良血馬だ。フローラSでは抽選をくぐり抜け、豪快に差し切りを決めた。「最後はよく届いたな。5月生まれで成長も遅い。ブエナと比べるのはかわいそう」と言いつつも「レースにいっての根性はいい」と母系が持つ非凡な底力を評価する。

 初コンビの戸崎圭は「サングレアルに乗ったことはないけど“強い”というイメージしかない」と胸を躍らせる。史上初の姉妹による同一クラシックVを狙う。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス