【オークス】ハープスター長旅も堂々
「オークス・G1」(25日、東京)
牝馬クラシック2冠制覇へ態勢は整った。24日の正午過ぎに東京競馬場に到着したハープスターは、栗東からの長旅にも堂々としたもの。落ち着いた姿で馬運車から降りた。山口厩務員は「2戦目に新潟へ行っているし、いつもと変わらないよ。ここまで無事にこられたのが一番」と満足げだ。
もう1頭の担当馬サングレアルとは対照的だという。「こっちはバクバクとカイバを食べる。走りたがらないし、川田も“本気を出していない”って。先生も言っていたけど“なまくら”なんだ」。全てを出し切らなくても桜花賞を制した。まさに規格外の3歳牝馬だ。
桜花賞の勝ち時計1分33秒3は、10年のアパパネと並ぶレースレコードタイ。また上がり3F32秒9は同レースの過去20年で最速だった。「気になることは何もない。初の2400メートルでどんな競馬をするか。楽しみ」と期待十分。府中のターフでも異次元の末脚を発揮する。