【ダービー】ハイブリッド馬なり好時計
「日本ダービー・G1」(6月1日、東京)
ハギノハイブリッドは28日、栗東CWで追われた。
初めてコンビを組むウィリアムズが、上機嫌で取材陣に好物のグミのゼリーを勧める。「少し掛かる面はあるが、またがったらグッと来る。闘争心にあふれる馬」と、好感触を伝えた。
大きく先行するハギノブシドウ(4歳500万下)に4角手前でインから並び、馬なりのまま6F81秒0‐37秒5‐12秒3の好時計を記録。松田国師は「今の3歳世代から、レース後も追い切り後も体を動かして柔らかさを戻す方法に変えた」と話す。中1週→中2週の強行軍となる今回もその理念を貫き、攻め気配は活気にあふれている。
鞍上は「皐月賞組は強い。レッドリヴェールも気になる」と実績馬に一目を置く。だがダービー2勝の指揮官は今回、負けて失うものがない。だから攻め続けてきた。満点の勢いを武器に強敵に挑む。