【ダービー】トゥザワールド混戦制圧
「日本ダービー・G1」(6月1日、東京)
いざ、11年に生産されたサラブレッド7123頭の頂点へ‐。皐月賞2着馬トゥザワールドは30日朝、角馬場経由で栗東坂路を大きめに駆け上がり、4F63秒2‐46秒6‐15秒6をマーク。素軽い脚さばきで好調を印象づけた。「皐月賞の時は若干、疲れがあったかもしれない。今回は前走よりも状態はいいと思う。内容の濃い追い切りもできていますから」と兼武助手は満足げに笑みを浮かべた。
“吉兆”もある。引き当てた3枠5番は、厩舎の先輩オルフェーヴルが制した11年と同じ。さらに、05年の覇者ディープインパクト(池江泰郎厩舎)も3枠5番だった。「“池江(厩舎)ゆかり”の枠番ですね。距離も東京コースも不安はないし、仕上がりも抜群。期待しています」と、大一番でのパフォーマンスに力を込めた。