【鳴尾記念】パラダイス重賞初Vへ万全
「鳴尾記念・G3」(7日、阪神)
トウカイパラダイスは4日、栗東坂路でウォーターバンクスと併走追い。3歳未勝利馬がパートナーだけに加減がいる。むしろそれが狙いだった。
後輩を1馬身先に行かせる。ペースは相手に合わせた。加速するのはラスト1Fだけ。4F53秒9‐39秒0‐13秒0をマークし、約5馬身突き放した。
「単走なら53秒を切っていたね。予定通り。これならオーバーワークにならない」と田所師。1週前に同坂路で4F52秒7で登坂し九分通り仕上げており、これで十分だ。
重賞で掲示板に載ること実に9度。前走は勝ったキズナに0秒2差の2着に粘り込んだ。今後はサマー2000シリーズを転戦する。そこへの始動戦。「重賞も、手の届くところまできているんだが」と田所師。初夏、善戦マンからの脱却を図る。