【安田記念】フィエロ確実性で頂点狙う
「安田記念・G1」(8日、東京)
G1初挑戦となるフィエロは4日、栗東CWでトーホウストロング(6歳1600万下)と併せ馬。岩田がゴーサインを送ると、力強く加速して6F81秒5‐38秒0‐12秒2をマーク。ゴール前で半馬身の先着を決めた。
見守った藤原英師は「もう少しスパッといくと思ったが、もたついた」と首をひねったが、その表情に険しさはない。「でも、息は乱れていなかった。あれはもたついたというよりは、走っていないという感じ。まあ、競馬で走ってくれたら」と実戦での本領発揮を思い描いていた。
野球に例えて「トーセンラーがホームランバッターなら、こちらはアベレージヒッター。崩れない馬。うまくさばきながら来てくれたら」と指揮官。確実性を武器に、一気に頂点を極めるか。