【安田記念】ブラックヒル絶好の内枠!
「安田記念・G1」(8日、東京)
ちょうど1年前の安田記念(14着)から続いた2桁着順の大スランプを抜け出し、ダービー卿CTで復活V。鮮やかに輝きを取り戻したカレンブラックヒルが6日、12年NHKマイルC以来となるG1・2勝目へ、絶好と言える2枠3番枠を引き当てた。デビューからの5連勝は、2・3・4・5・4番ゲートからの発進。1年半ぶりの勝利となった前走も1枠2番という内寄りの枠だった。
「これまで内枠で勝ってきているから、良かったと思う。とても順調にきている」。流れを見極めながらロスなく好位付けが可能な枠順。平田師の表情が曇ることはなかった。
決戦前々日は落ち着いた様子で栗東坂路を16~17秒台のキャンター。滑らかなフットワークで体調の良さを伝えた。「状態は上がってきていると思う。馬場が悪くなっても対応してくれるはず」。木曜から降り始めた雨の影響により、金曜正午の段階で東京芝コースは重馬場。レース当日も道悪は必至の状況にある。そのことを踏まえたうえで、指揮官は手応えをつかむ。
快勝した新馬戦が重なら、2戦目も稍重。体調さえ良ければ悪条件にもひるむことはない。昨年とは全てが違う‐。大きな期待とともに、陣営は7日、府中へと向かう。