【エプソムC】ペルーサ豪脚で復活へ

 「エプソムC・G3」(15日、東京)

 代役なんかじゃない。このレースを目標にしていた僚馬スピルバーグが骨瘤が出たため出走を見送り、急きょ参戦が決まったペルーサが10年の青葉賞以来、約4年ぶりの復活勝利を狙う。

 「同じ馬主さんだからね。最初から2頭使ってもいいくらいに出来上がっているし、程良く気合も乗っているよ」と藤沢和師。巴賞(7月6日・函館)の予定を繰り上げての出走となる。

 ゲート難、ノドの手術など何度も試練を乗り越えターフに戻ってきた。前走の白富士Sは1年8カ月ぶりの実戦。12着に終わったが、勝ち馬に1秒差に食い下がった。

 「ノド鳴りはもう心配ない。追い切りもかなりやっているし、いい状態だよ」。10日は僚馬レッドレイヴンを従え美浦坂路に登場。貫禄十分に駆け上がって順調ぶりをアピールした。

 7歳となったが、能力は衰えてはいない。「まだまだできるでしょう。頑張ってもらわないとね」。豪脚再び‐。10年の天皇賞・秋2着馬が府中の杜で輝きを取り戻す。

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