【新馬戦】フォルツァ潜在能力感じる
「新馬戦」(15日、東京)
素質馬が府中で激突する。注目は東の名門・藤沢和厩舎が期待を持って送り込むアヴニールマルシェ。父にディープインパクト、祖母に97年桜花賞馬キョウエイマーチを持つ良血馬だ。一方、西からは同じくディープ産駒ディープフォルツァ、G1・3連勝中のハーツクライ産駒ベルラップがスタンバイ。熱い戦いが繰り広げられそうだ。
安田厩舎のディープフォルツァ(牡)が、デビュー勝ちを狙って東上する。安田景助手は「ここを目標にしっかりと乗り込めましたし、順調にきていますよ」と前を向く。
1週前追い切りは栗東CWでレッドアルヴィス(3歳1000万下)と併せ馬。ビッシリと追われ、力強い動きを披露。6F83秒9‐39秒1‐12秒6で半馬身先着した。「まだ子どもっぽいところはありますが、ディープ産駒らしく柔らかみがある。能力を感じますね」と期待する。
馬体重は420キロ台だが「特別、細い感じもないですよ」と言い切る。跳びが大きく、スタートセンスも抜群。「本当に良くなるのは先。今の状態で走れば先々まで楽しみですね」と力強い。鞍上は62勝(8日終了時)で全国リーディングトップを独走する戸崎圭。素質馬ぞろいの一戦で潜在能力の高さを証明する。