【マーメイドS】ブライド好調アピール
「マーメイドS・G3」(15日、阪神)
3度目の重賞Vへ好調をアピールした。フーラブライドは11日、栗東CWを単走。最後までしっかり追われ6F82秒4‐39秒3‐12秒0をマークした。「悪くない。時計も出ている」と木原師は満足そうにうなずく。2走前は中山、前走は東京戦で長距離輸送を考慮しつつの仕上げだったが、今回は負荷をかけることを意識。「ビシッとできたのがいい。思い通り」と口調は力強い。
G1初挑戦となった前走のヴィクトリアマイルは13着に終わったが「マイルの外枠だったから」と悲観の色はない。「条件は合う。56キロも、カンカン(斤量)泣きするような馬じゃないから大丈夫。ただ、軽ハンデ馬がね…」と斤量差を少し気にするものの、重賞2勝の実績に加えて、今回はオープン馬が自身を含めて2頭という顔触れだけに力が入る。
「このあとは放牧を考えている。秋はエリザベス女王杯(11月16日・京都)が目標」。牝馬同士なら大威張りの存在。上半期を重賞Vで締めくくり、飛躍を誓う秋に弾みをつける。